普通はココで挫折してサッカーを止めるのだろうが、時はまさにフランスW杯。 サッカーバブルの絶頂だ。何とか僕もうまくなりたい。 悶々としていたところ、縁のあった日本女子サッカーリーグ某チーム・元監督が一日稽古をつけてくれることになった。
新鮮だった。試合は楽しいけど、練習はきついもの。「部活」の記憶からスポーツにそんな印象を持っていた。
が、練習がつまらないのは、メニューが貧しいかったんだなあ。 プロコーチによる「練習」は、それ自体がある意味「試合」以上に魅力的だった。
何よりボールに触っている時間が長い。 例えばサッカーでもっとも多用される「インサイドキック」。 片足を90度外向きに開いた状態でボールを押し出す=日常生活の中では全く用いない体の動き。
一連の動きをいきなり真似しても、体のバランスを崩すのがオチ。
5つの要素に分解して、1つ1つの動きを体に覚えこませる。 1、足のどの部位でボールを蹴るか
2、ボールを蹴らないほうの足の置き方 3、足を後ろに引いてから、再びボールにぶつけるまで 4、足がボールにあたった後の動き 5、上半身の動き。特に手の使い方
それぞれができるようになったら、ようやく一連の動きとして蹴ってみる。 うまく蹴れなかったら、 「足の当たる場所がずれていた」 「蹴り足はよかったけど、上半身のバランスがおかしかった」
などと、どこが失敗の原因なのか指摘してくれる。
同じテーマの練習に取り組む場合も毎日同じ練習では、いくら為になると言われても飽きてしまう。
一つのテーマを徹底する為にも、毎日違う練習バリエーションがある。 グループ分けしてのゲーム形式も多用され、子供の頃以来忘れていた、「体を動かす」ことの気持ちよさを思い出すことができた。
ナイジェリアのワールドユース準優勝以来、日本の若年層のコーチの優秀さがメディアで語られる機会が増えた。なるほど日本の若い選手はこんな練習をしているのか。どうしたらもっとこんなトレーニングが受けられるのだろう。
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